2022年から株式相場は上下動の激しい相場かつ為替も大きく動いている状態が続いています。
私自身は株式相場下落時に投資方針がコロコロ変わるということを経験しています。
2022年からの投資行動を振り返り、相場下落時に行った短絡的投資の結末を紹介していきます。
①相場下落時に個人投資家が陥る短絡的行動
②もっともらしい理由をつけて、設定したルールを破る
③ルールを破って行った投資の末路
④自分を客観視できる環境の大切さ
人は相場下落時に思いがけない行動をするものです・・・
①2022年初め:待機資金の置き場所としてQYLDに投資
②2022年5月:QYLDと好調なタバコ株を一部売却
→ハイテク株購入
③2022年6月:ハイテク株を売却
(保有期間わずか20日)
④2022年後半:VOOを売却
→タバコ株、VYM、JEPI、QYLDを購入する
⑤2023年3月:JEPIやQYLDを全売却
→BND(債券)や現金多めにしつつ、VYMや国内高配当株を購入
(全てを覆す安全・安定志向)
インデックス投資+高配当投資家が何故かハイテク株に参入
私のポートフォリオはインデックスファンドと高配当株がメインでした。

2022年初めからナスダック指数が下落し、私はハイテク株に手を出しました。
総資産よりも配当金などのキャッシュフローを優先していた私が「実は憧れていたハイテク株」に手を出すには十分な下落幅でした。
・マイクロソフト(MSFT)
・アップル(AAPL)
・バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)
・インベスコQQQトラストETF(QQQ)
各銘柄70~120万円ずつ購入
ハイテク株に投資した理由
各銘柄とも直近高値から20%以上も下落しており、かつこの4銘柄ならいずれ最高値を更新してくれると信じるに値する銘柄だと信じていたからです。
このハイテク株に購入に当たってはQYLDとタバコ株を売却しています。
その理由はこう考えたからです。
QYLDは全指数高くて、投資したいものがない時に「仕方なく」投資していた感はありますし、この超高配当利回りも永続ではないと考えていました。
そこにこの下落ですから、QYLDの資産を移動させることにしました。
2022年5月21日のブログ記事より
またタバコ株は値上がりでPFに占める率が20%を超えそうになったので、売却して下落しているハイテク株に投資しました。(一部VYMにも振り替えています)
ハイテク株を翌月に売り飛ばす・・・笑
2022年6月10日(金)の夜にアップルとマイクロソフト、バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)を売却しております・・・
保有期間はわずか20日程度でした・・・
なぜこのタイミングで売却したか?
2022年6月10日発表のCPIで米国はインフレが頭打ちせず、続いているという結果となりました。
これを受けて株式市場は下落しました。利上げが急激に進むことが懸念され、今後も下落が続く可能性もあります。
2022年6月のブログ記事より
売却した銘柄はトータルで±0の水準にあり、いったん売却することにしました。

売却理由は余裕資金の準備と高配当株の購入準備のためです。
今後も下落が続くのであれば、一旦売却し、もっと下がったところで再度購入するか、高配当株も下がってくればそちらを購入する資金にあてようと考えました。
個人的に欲しいのは高配当株なので、下落してきたらそちらを買いたいです。
アップルとマイクロソフトは高値から20%以上下がっており、高配当株が下がっていない状態だったので購入していました。個人的にはキャピタルゲインよりもインカム優先なので・・・
2022年6月のブログ記事より
もっともらしい理屈をこねていますが、保有期間は20日ですからね。。。
さらにこの売却資金でタバコ株やQYLD、他の高配当株を購入しています。
税金と売買手数料を無駄にしただけの投資でした・・・
「個人的にはVOO、VIGは売却するつもりはありませんし、QQQも保有継続」と記載していますが、相場全体が下落して高配当株が下落してくると、結局VOOやQQQを売却しました・・・
VOOの売却理由は次のように記載しています。
つみたてNISAやiDeCoで全米株式インデックスや全世界株式インデックスを購入していること、今後も購入予定であることからVOOを全売却しました。
またQQQもついでに売却しました。
2022年のブログ記事より
QQQについては理由すら触れておりません・・
おそらく配当金を増やしたかったのでしょう。
VOOを売却してVYM、QYLDやJEPIなどを購入しています。
毎月分配型のJEPIやQYLDも結局全て売却した
VOOやQQQを売却した資金で購入したJEPIやQYLDも2023年3月に全売却しています。
売却したお金は投資用キャッシュやVYM、BND(米国総合債券)の購入の原資となりました。
下落相場や暴落相場を「儲けるチャンス」と捉えてはいけない・・・
「お金持ちになれるチャンス」と考えると失敗したり、自分の投資ルールとは異なる投資行動をしてしまいがちです。
常に同じ精神状態で株式市場に臨めるような資産配分・ポートフォリオが良いと考えるようになりました。
そのため今は債券と現金を少し多めに保有しています。

DCや投資信託は全米株式インデックスや全世界株式インデックスです。
その他は米国個別株や国内高配当株です。
このポートフォリオもいつまで持つか見物ですね・・・
相場下落時はブログで自分を客観視できる
投資歴6年ですが、相変わらず変な投資行動をしてしまいます。
当ブログにて情報発信をしていることは、自分の投資ルールを守るのに適しています。
自分の投資に対する考え方を日々書いていますからね。
コロナショック時もそうでした。
ブログを書くことで自分の投資行動や考え方を客観視できるので、相場では生き残りやすいです。
ブログでなくても良いですが、記録が残るものを残しておくことをお勧めします。
ブログならレンタルサーバーは「ConoHa WING」がお勧めです。

相場下落時は専門家に相談するのも良し
このような相場下落時は誰かに自分の変化を指摘してもらうと助かります。
これは友人などでも良いですが、FPなどの専門家の方が良いでしょう。
客観的なアドバイスをくれる第三者の方が個人的には適していると思います。
こちらの知識がある程度あれば、余計な手出しはされず、建設的な議論ができるし、FPさんと話すのは意外と楽しいです。
初心者であれば、資産運用相談会などに参加してみるのも楽しいし、自分の考えを再認識する良い機会になるかもしれません。


まずは生き残ること。
儲けるのはそれからだ・・・