一般労働者には有給休暇という制度があります。
有給休暇の使用理由に制限はなく、自由に権利を行使することができます。
しかし保育園児や小学生などの子どもの場合はどうでしょうか?
子どもだって大人と同様に「保育園や学校に行きたくない!」と思う日もあるでしょう。
しかし、彼らには有給休暇の権利はありません。
体調不良や天候不順でもない限り、保育園や学校に行くことが求められています。
「気分転換やリフレッシュ」のために保育園や学校を休むという概念はあまりないですよね。
本日はわが家が取り入れている「子どもの休日」についてご紹介します。
「子どもの休日=子どものリフレッシュ休暇」です。
コロナ禍での子育てと休日のおでかけ
一般的に土日祝日が休みのため、子どもにも休日はあります。
その休日に子どもは行きたい場所に連れて行ってもらうことが普通だと思います。
ただし、ここ数年は新型コロナの影響もあり、なかなか人込みに外出しづらい雰囲気があります。
さらに2人以上の子どもがいる世帯では子ども1人ずつの要望に丁寧に応えるのは非常に難しいと感じています。
そこでわが家では2~3週間に1回程度、保育園お休みの日を設定し、「好きな場所、好きなもの、好きな遊び」をする時間を作ることにしました。
保育園を休むのは1人の子どもだけで、もう1人は保育園に行ってもらいます。
こうすれば、平日に人込みを避けることができ、かつ子ども達各自の願いに応えることが可能だと考えました。
子どもの休日を行うことになった経緯とそのメリットを紹介・解説していきます。
子どもの休日は兄の不満から生まれた?
元々この子どもの休日=”ご褒美タイム”は第1子である息子からのクレームがあったことがキッカケでした。
妹である娘が風邪等で保育園を休むことが多いのに対し、息子は全く風邪を引かないため、息子から「妹だけ保育園を休めてズルい!僕も休みたい!」という話があったのです。
まあ当然そう思いますよね・・・
わが家は娘が生まれてペア育休(夫婦共に育休)を取得したこともあり、その時から息子のみ保育園という状況に納得していなかった節もあります。
そういう溜まったストレスがこのクレームに繋がり、このワガママに対応するべく編み出されたのが「子どもの休日」です。
多人数育児は上の子に制限がかかりやすい
わが家の兄妹に限った話ではないと思いますが、多子育児では上の子に制限が付くことが多いです。
下の子の方が弱い存在ですから、親の注意も下の子にいきがちです。
そうすれば、上の子には当然制限がかかります。
私達夫婦が危惧していたのは第一子である息子が「親の愛情を取り戻すため」に「親の意見に忠実」になることです。
親の愛情を一身に受けた第一子は第二子誕生に伴い、愛情の低下を感じやすいです。
親からの失った愛情を取り戻すために「親の意見に従いやすい」保守的な性格になる傾向が第一子にはあるそうです。
私達夫婦は子どもには「自分の思い通りに行動してほしい」と考えており、「親の愛情の低下」を感じさせないように努力してきました。
子どもの休日もこの考え方に由来しています。
妹だけではなく、自分も特別扱い(要望が叶っている)されるていると思ってもらうことで、愛情を満たし、「ありのままの自分で良いんだ」と思ってもらうことです。
下の子の場合は新しい発見がある
第2子の妹の場合も兄がいる慌ただしい日常と異なり、自分のペースで遊びができるので、いつも新しい発見があります。
普段は兄が危険な方向に行くと、無理矢理抱っこ等することが多いです。
1人だと本人のペースに合わせて遊ぶことができます。
この場面って意外と日常生活では少ないんですよね。
だから新しい発見や娘の趣味嗜好が普段よりも格段に読み取れて、とても良い時間になっていると感じています。
当然、娘もパパを独り占めできて最高の気分・・・とはいかず。。
「早くお兄ちゃん迎えに行こう」と催促が激しいです(笑)
最後は「次は4人で行きたい」で終わる
息子とは2人だけで色んな場所を訪れています。
帰宅後に感想を聞くと「次は4人で行きたい」と言うのです。
親を独り占め、普段と違い何の制限もない、妹は味わえないモノを食べれる、「ご褒美タイム」です。
だけれども、次は4人で行きたいそうで、「すごく楽しかったから、ママも妹も連れて行ってあげたい」そうです。
こういう気持ちを大切に育みながら、今後も「子どもの休日」を継続していきたいと思います。
こういう時間を取れるのがリタイアした醍醐味であり、こういう時間のために自分はセミリタイアしたのだと実感できるとても良い時間です。