2022年6月10日(金)の夜にアップルとマイクロソフト、バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)を売却しました。
なぜこのタイミングで売却したか?
6月10日発表のCPIで米国はインフレが頭打ちせず、続いているという結果となりました。
これを受けて株式市場は下落しました。
利上げが急激に進むことが懸念され、今後も下落が続く可能性もあります。
売却した銘柄はトータルで±0の水準にあり、いったん売却することにしました。

理由は余裕資金の準備と高配当株の購入準備となります。
今後も下落が続くのであれば、一旦売却し、もっと下がったところで再度購入するか、高配当株も下がってくればそちらを購入する資金にあてようと考えました。
個人的に欲しいのは高配当株なので、下落してきたらそちらを買いたいです。
アップルとマイクロソフトは高値から20%以上下がっており、高配当株が下がっていない状態だったので購入していました。
個人的にはキャピタルゲインよりもインカム優先なので・・・
ここから底を打ち、上昇を続けるなら私の判断ミスですね・・・
今回売却したのは300万円程度となります。
Buy&Holdが基本だが・・・
よく言われるBuy&Hold戦略ですが、これはインデックス投資に関する場合と考えています。
今回売却したのはアップルとマイクロソフトという個別株とそれらを多く含むセクターETFです。
購入前のストーリーとしては「高値から20%以上下がったら、これ以上大きく下がることはない。高配当株は依然として下がらないし、アップルとマイクロソフトなら必ず高値更新してくれるだろう。」でした。
①「もっと下がる可能性が浮上してきた」、②「高配当株も下がってきた」という2つの描いたストーリーから外れるシナリオが出てきたので、それらに備えるために売却しました。
個人的にはVOO、VIGは売却するつもりはありませんし、QQQも保有継続です。
また今後どのようなこと(暴落など)があっても心穏やかに相場と望むためには+300万円の余剰資金が必要だったということです。
これまでの相場で自分のリスク許容度はよく理解していますし、今後相場がどうなろうと後悔と退場だけはしないと思います。
退職して投資方針が変わる
わが家の資産の多くは海外株式、海外ETFであり、配当金・分配金はほぼ$ベースで受領します。
昨年までは外国税控除が使えたのですが、退職により収入がないので使用できません。
そのため配当金・分配金との損益通算のために、今年からは積極的に損切りをしています。
予想年間配当は税引き前120万円程度ですから、数万円単位ならOKとしています。
こういうところも今回の売却に大きく影響しています。
2022年は多くを経験できる相場
年初から株価下落、円安、インフレという事象を経験しています。
コロナショック時は1日に10%程度の急落、サーキットブレーカーなどを経験しました。
こういった相場を退場せずに乗り越えていくだけで利益を手にすることができます。
しかし、こういう上げ下げを繰り返す相場は個人的にもそこまで経験ないので、新鮮ですし、余裕資金の投入時期が難しいですね。
だからこそ、今回のように定期的に余裕資産を生み出す売却を行っています。
個人的には利益を取りたいですが、後悔しない投資、自分の投資スタイルを貫くということを大事にしたいと思います。
私はインデックス投資を基本とし、高配当株買い増しにより配当を増やすことを手段としています。そして理想の比率はインデックスファンド:高配当株=50:50です。
本来ならば、このポートフォリオにアップルやマイクロソフト、セクターETFは不要であり、購入そのものが不適当だったかもしれません。
自分の頭で考え、行動すると結局最後に行き着くところは同じなのですが、今回も無駄な動きしてしまったなと反省し、これからの相場では高配当株を狙っていきたいと思います。