家計簿・資産運用

「円安で資産は増える」は喜んで良いの?

急激な円安に伴い、世間ではインフレ・値上げを心配し「悪い円安」のイメージが強いですね。
しかし、この「悪い円安」のおかげでわが家の資産は年初来プラスを達成しています。
喜んでいいのか?悪いのか?どっちなんでしょう?

結論を申し上げると、「そんなの分かりません!だけど、常にどんな状況にも対応できる準備をしておこう」というのが個人的意見です。
今回の円安や将来の為替・株価は未知数です。
私個人の投資目的は「人生を豊かにする」ことであって、「お金持ちになる」ことではありません。

目先の為替に囚われず、淡々と行動していきましょう。

為替関係なく資産は増加している

2021年5月に退職を決断した時の資産は約4600万円でした。
それが約1年後のには約5570万円と1000万円近く増えています。

また2020年5月に第二子が生まれたのですが、育児休業開始時は約3200万円でした。
(その後2021年5月に復帰→2021年7月に退職)

私が働かなくなって2年以上経ちますが、資産は約3200万円→約5500万円と2300万円増加しています。(妻は2021年5月からも正社員で勤務中)

去年の年間収支は+140万円、今年も現在まで+100万円程度です。
資産の増加と共に複利の効果を実感しますし、円安効果の影響で資産は減っていません。

為替の影響で含み益増加

2022年1月初めの資産が約5100万円で、2022年10月18日時点で約5500万円です。
2022年の家計収支はプラス100万円程度です。

そのため株価下落VS円安効果の戦いは円安効果がプラス300万円で勝利している状況です。

このように資産の増加に寄与してくれている円安ですが、実生活においてはこれから「値上げ」が本格化し、家計に与えるダメージは大きくなることが予想されます。

含み益という幻には良い影響、家計という実生活には悪影響を及ぼす「円安」をどのように捉え、どのように向き合うのが正解なのでしょうか?

SNS上でも円安により米国株に投資するのを躊躇している人を散見します。
個人的な対応・考えを次章で述べます。

円安・円高・インフレの全てに対応する

個人的には今回の円安に限らず、円高・インフレにも対応できるように準備しているつもりです。
結論を先に書いておきます。

わが家の対策

①資産の大半をドル建てで保有
(円安で収入が減少しても資産は増加)

②フルインベストしない
(円高時や株価下落時に対応するための円資産を用意)

③ドル建ての分配金・配当金を増やす
(収入を円に依存しない)

④株式を多く保有し、インフレに対応する

まず平時から資産の大半をドル建て(投資信託、個別株、ETF)で保有しています。
現状は収入の大半は円に依存しているので、円の価値が下がった時は収入が減少しても、資産は増加すると考えています。

またフルインベストせずに買い増し用の資金を円で用意しておくことで、円高や株価下落に対応することを考えています。

そしてドル建ての分配金や配当金を増やすことで、収入を円に依存する構図から脱却し、為替の影響に対応しやすい資産運用ができるようにと考えています。

株式を多く保有しているので、株価下落時にはダメージが大きいのですが、配当収入を増やすことで、買い増し用資金を調達できるようにインデックスファンド→高配当株への買い替えを検討しています。将来的にはインデックス:高配当=50:50の比率を考えています。

ということで、これまで通り、つみたてNISAとiDeCoを淡々と積み立てることが方針となります。



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