「2023年から新興国株の時代がくる」というのを2023年初頭によくみました。
それと同時に「米国株1強時代は崩れた」というのもよく見ました。
昨年のパフォーマンスだけ見て判断してるのか、経済指標で判断しているのか分かりませんが、大事な事を1つ言っておきます。
「未来は誰にも分からないし、株価の予想などできません!」
2022年末、2023年初めに「これからはインドやベトナムの時代だ」という定説が多くありましたが、その後の株価やこれまでの成績を見ていきましょう。

赤字が成績1位、青字が成績2位を表しています。(2023年5月31日時点)
全然インド株やベトナム株の時代は来ずに、新興国株式インデックスに負け、オワコンなはずの先進国株式インデックスに負けていますね・・・
新興国株式ファンド(インド株式)の成績
ピクテi-trustインド株式のチャートです。

2020年のコロナショック後からは右肩上がりで、2022年も米国株に比べたら、それなりのパフォーマンスですね。
SBI新生UTインド株式ファンドのチャートです。

リーマンショック後に10年かけて基準価額を2倍以上にし、コロナショック後は他の投信と同じです。
SBIインド株&ベトナム株ファンドの成績
続いてSBI-インド株&ベトナム株ファンドです。

リーマンショックの下げ凄いですね・・・
そこから盛り返して、コロナショック後の爆上がりって感じです。
ただ2017年以降は微妙ですね。
コロナショック後はどの国の株価も上昇しており、上昇率で突き抜けているわけではありません。
新興国インデックスファンドの成績は?
三菱UFJ国際-eMAXIS新興国株式インデックスのチャート見てみましょう。

直近6か月の成績のみインド株やベトナム株のアクティブインドより上回っていますが、それ以外は惨敗ですね・・・
しかしインドやベトナム株ではなく、普通の新興国株式インデックスの方がリターンが良いというのは皮肉な話ですね。
先進国株式の成績との比較
新興国株(インド株・ベトナム株)と比較してどうでしょうか?

3年以外において1位か2位の成績を収めています。
私は今年以降も新興国株式にはオルカン経由でしか投資しません。
私は少ない手数料で投資したいし、長期を見据えるなら米国株や全世界株の方が継続的な成長があると考えています。
新興国株式に投資しない理由を次にまとめます。
新興国株式に投資しない理由
①投資の流行に乗って継続的な利確は自分にはできない
②長期投資するには手数料が高すぎる
③各ファンドの差が激しい(選択の難しさ)
私がしているのはあくまで長期投資です。
目先の配当金も得ていますが、その配当金はインデックスファンド(米国や全世界)に再投資しています。
長期投資を前提とするなら新興国株式よりも米国株式や全世界株式の方が勝率が高いと考えています。
確かに新興国株式のトレンドにうまく乗れば利益を出すことは可能でしょうが、それを継続的に続けるのは大変です。
そして新興国株式に長期投資するには信託報酬(手数料)が高すぎるのです。
信託報酬も1.5%~3%となっています。
長期投資ではリターンを減らす要因となります。
ボラリティが大きいのも要因の1つですが、投信間の成績もかなり違います。
これを見分ける目は私にはありません。
これ以上急いで資産を大きくする必要もないので、ゆっくり少しづつですが、より確実にお金を増やしていきたいと考えています。