2023年でジュニアNISA制度は終了し、来年から新規投資は不可となります。
その影響もあり、兄妹間で不公平が生じる事態になりました。
息子はジュニアNISAで400万円の非課税枠を満額投資できましたが、娘は320万円の投資額となりそうです。
兄妹間での投資額を同じにするため、娘には来年も特定口座で80万円の投資を行う予定です。
それでも非課税枠の違いは不公平ですよね。
国の制度変更なので、個人にはどうしようもありませんが・・・
同じジュニアNISA口座でも投資時期が違えば成績も違う
そもそも兄妹間で投資時期・投資商品に差があります。
メインの投資先は同じインデックスファンドなのですが、異なる投資信託であったり、ETFであったりします。
2018年から投資している息子の資産(ジュニアNISA口座以外の特定口座での積み立て投資も含む)の含み益は180万円で損益率は+45%です。

対して2020年後半からスタートした娘はどうでしょうか?
含み益は+75万円、損益率は+24%です。

息子のジュニアNISA口座では2018年~2019年の2年間は投資信託に投資しています。
娘が投資を開始した2020年からは2人とも海外ETF(VYとVYM)を中心に投資しています。
そのため海外ETFの評価損益率は大きな差はありませんが、投資信託では大きな差があります。
しかしこれは不公平ではありません。
投資時期が異なれば、運用成績も異なるのは当然の事実です。
先に投資を始めた子どもがずっと有利
ジュニアNISA口座での投資商品は兄妹間で多少違いますが、メインの投資先はインデックスファンドです。
そのためこれから株価がどうなろうと、基本的には兄妹間で差が縮まることはありません。
わが家では子どもが中学生や高校生になった時に、この資産を自分で管理してもらうつもりです。
資産の管理を始める年齢は同じですが、その時の資産額に差があります。
子ども達が18歳になり、ジュニアNISA口座の株式を売却し、2024年から始まっている新NISA口座での買い直しする時も税金に差が生じます。
先に投資を始めた兄がずっと有利なのです。
ジュニアNISA口座の兄妹間格差も投資の勉強になる
しかしこの兄妹間格差は”良い教材”になると考えてもいます。
投資の開始時期・投資商品・税金などを「自分ごと」として体験・考察できるからです。
自分のお金が兄(妹)と違う、それは何故なのか?どうしてそのようなことが起きるのか?
こういうことを学んでくれたら最高です。
ジュニアNISA制度の変更(終了)も金融教育の教材にしようとポジティブに捉えています。