主夫日記

妻がフルタイムやめるってよ!

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妻が昨年から続けていたフルタイム勤務を止めて、来年から時短勤務するという方針になりました。
妻が働く部署では子持ち女性は妻以外全員時短勤務を選択しており、妻は出世に有利な立場でしたが、「そんなことはどうでも良い」ということだそうです。

妻はフルタイム勤務をして何を感じたのか?

数年間の育休と時短勤務を経てのフルタイム復帰

妻は2019年に第一子を産んでから1年間の産後・育児休業を経て時短勤務で復帰していました。
30分程度の時短勤務でしたが、「時短勤務=家庭優先」という固定観念蔓延る職場環境に不満を抱えていました。

第二子誕生後は6か月の産後・育児休業で復帰を考えていましたが、コロナ感染拡大を受けて1年間に延長しています。
第二子育休明けは時短勤務復帰していますが、私の退職を期にフルタイム勤務になりました。

時短勤務者というだけで「残業規制がやけに厳しい」、「全く評価されない」ということにストレスを感じていたと思います。
そして家庭を顧みず、長時間仕事する人間が評価される人事制度、それを是正しない管理職に疑問を持っていました。

フルタイム復帰で上司から気を遣われる

妻がフルタイム勤務に復帰した後に上司との面談等で「いつでも時短にしていいからね」ということをよく言われたそうです。

子どもとの時間は大事だからね」とか「子どもはあっという間に大きくなるからね」などの声掛けが頻繁にあったそうです。

妻は「それと同じことを他の子持ち男性社員に言っているのか?」と非常に怒っていましたね。
確かに妻の言うとおりだなと思いました。

私も育児休業を取得する時に色々言われましたが、私が女性なら一切言われなかったと思います。

妻は男性上司から「そんなに仕事して大丈夫?(母親なら)子どもとの時間大切にしてよ」という感じの言葉数多く受けてきたと思います。

その度に妻は私に愚痴ってますから、本当に余計な仕事を増やす管理職は嫌いです(笑)

人生で大切なことは何か?

そうは言っても、妻も子ども大好きですから、「子どもとの時間を犠牲にしてまで働く意味があるか?」はよく考えていました。

この問題に明確な答えを出すことは非常に難しいと感じています。
だからこそ妻には「実際にやってみて、自分がどう感じるか?」をやって欲しかったのです。
だからこそフルタイム勤務を全力で応援し、励ましていました。

その結果、妻は増々悩むことになりました・・・
感情やモチベーションの浮き沈みが激しかったですね。

そして”女性の話は聴くだけ”という鉄則を破り、「どうすれば良いか?」をアドバイスしていました。
こればっかりは自分で解決するしかなく、とにかく行動と反省を繰り返していきました。
そうすることでしか、自分の大切なものは見えてこないと感じていました。

仕事か育児か・・・
時短勤務で両立できると言えばそうですが、言い換えるとどちらも中途半端になるということです。

何のために働くのか?
私はこの会社で何をやりたいのか?
理想の自分とは何か?

こんな話を子ども達が寝静まった後に妻とよくしていました。
私の社労士試験の勉強よりも優先事項でしたね(笑)

フルタイム勤務から一度離れてみるのもアリ

フルタイム勤務を継続してきましたが、悩みは深まる一方でした。
妻は自分がどう感じるかも言語化するのが苦手のようです。

そうなれば、今度は思い切ってフルタイム勤務を止めてみようという結論になりました。
フルタイム勤務→時短勤務に変更し、子ども達との時間を多くとる
そこで自分がどう感じるか?を体験してみることにしました。

こういう色々な働き方を経験し、自分の人生における大事なものや価値観を自分で認識していくというアプローチは非常に有用だと思います。

フルタイム勤務に変更して時短勤務の時とは異なる視点で物事を見ることができるようになりました。
時短勤務や子育て経験者として、管理職に色々な意見を訴えてきた妻は女性社員の中でもかなり珍しい部類だと思います。

管理職にただ不満を言うのではなく、共に改善していこうという姿勢や妻の人柄もあり、管理職から信頼されるようになりましたが、妻は管理職に幻滅しています(笑)

長期間かけて形成・定着された職場の価値観や風土はなかなか変えることはできません。
時短勤務者は「家庭優先=仕事に真剣ではない」というレッテルを貼られ、残業してでもタスクを終えるフルタイム勤務者が「仕事ができるやつ」という評価になっていることに妻は絶望しています。

そこで一度フルタイム勤務をやめるということを選択したのです。

まさかの大どんでん返しが発生

妻が時短勤務にすることを選択し、上司に「来年から時短勤務にします」というメールを打った直後に異動の内示があったそうです。

こうして妻は時短勤務申請を取り下げ、新しい職場でもう一度チャレンジするそうです。
まあ異動を希望していたので、願いが叶った形ですが、これからも妻を支え、キャリア等について語り合っていきたいと思います。

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