私は正社員を退職後に一度パートとして再就職したことがありますが、やはりセミリタイアするなら個人事業がおすすめだと考えています。
その理由は3つあります。
①幸福を感じやすい要因は人生をコントロールしている感覚
②セミリタイア後のパートやアルバイト勤務は社員と同じ
③生涯現役を目指せる
順番に解説していきます。
幸福度に直結する人生をコントロールしている感覚
日本は世界一の長寿国です。
食事も美味しいし、街も綺麗で、インフラも整備されています。
それにも関わらず幸福度が低いのは「人生の自由度」が極端に低いことが原因です。
モーガン・ハウセルの著書「サイコロジー・オブ・マネー(一生お金に困らない富のマインドセット)」でも次のように紹介されています。
人間に幸福感をもたらす信頼性の高い要因は、「人生を自分でコントロールできている」というハッキリとした感覚だ。
サイコロジー・オブ・マネーより
企業に属していると、どうしても人生の自由度は低くなります。
せっかくセミリタイアを達成し、人生の自由度を上げるチャンスなのに、企業への再就職は派遣やパートでもあまりお勧めできません。
それは私が実際にセミリタイア後にパートとして企業に再就職した経験から来ています。
セミリタイア後のパート・アルバイトは会社員時代と同じ
私は正社員を退職して約半年後にパートとして再就職しました。
理由は未経験分野である社労士の実務経験を積むためです。
しかし試用期間である3か月間で退職を決断しました。
真面目な人はパートやアルバイトと言えども、社員時代と同じような責任感で働いてしまう場合もあると思います。
(実際に私もそうでした・・・)
その場合はセミリタイアの自由度を自分で下げてしまう(周りに気を遣い、周りを優先してしまう)ことになりかねません。
そのため企業に再就職よりも個人事業がお勧めしています。
個人事業で生涯現役も視野に
私は経済的自立を捨てて、生涯現役で仕事をするつもりです。
現在は育児などのために仕事をセーブしていますが、子育てが落ち着いた時に仕事がないととても暇で退屈であると考えています。
これは実際に10か月の長期育児休業や退職後の生活を体験して得られた知見です。
大金持ちが何故仕事をするのか?
恐らく暇だからだと思います。
企業に再就職(派遣やパート)では60歳~65歳で退く必要があります。
しかし個人事業なら生涯現役も可能です。
決して大金を稼ぐ必要はありません。
好きな仕事で細々と稼ぎながら、社会や人の役に立つことが出来れば、心と身体に良い影響を与えてくれると考えています。
私も今はFPや社労士として、子育て世帯などを応援したいなと考えています。