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【体験談】男性が時短勤務にするメリット・デメリット

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子どもができて、働き方を見直したい!って言うパパが増えてます。
夫婦共働きでパパが育児メインという人も増えていますね。
本記事は「男が時短勤務ってどうなんだろう?」と考えている人向けの記事になります。

時短勤務は子が3歳までの労働者に与えられる権利

時短勤務制度は法律で3歳に満たない子を養育する労働者に与えられている制度です。
2009年の法改正により制定されています。
企業によっては3歳以上の子でもOKとしている会社がありますね。

パパラッパー

私の前職は3歳まで。妻の会社は小学校3年生まででした。
企業によってこんなに差があるんですね。

さて、堅苦しい話は抜きにして早速本題に入っていこうと思います。

【体験談】男性社員が時短勤務するデメリットまとめ

結論を先に言うと、このようなデメリットがあります。

短時間勤務のデメリット

①仕事量変化なし

②給料はかなり下がる

③評価も下がる(上司・会社による)

④仕事終わらん(6時間勤務の場合)

それでは順番に解説していきます。

男性が時短勤務に変更しても仕事量に変化なし

私の場合は妻の悪阻が酷く保育園送迎のために急遽フルタイム勤務→短時間勤務に移行しました。
つまり育児休業などの中断期間は存在しないパターンでした。
上司に事情を説明し、時短勤務申請→承認されましたが業務量の調整の話は一切ありませんでした。

このような場合、「あなたの仕事はそのままお願いね!」が一般的かと思います。
逆に育休明けは業務量の相談しやすいので、ぜひ計画的に復帰交渉してください。

1時間の時短勤務で給料は12.5%減少する

働いてないですからね。仕方がないですね・・・
フルタイム勤務の時と同じ仕事量ですけどね・・・
7時間勤務:12.5%減
6時間勤務:25%減

割合で言われてもイメージしにくいですね。
私の場合の基本給はこのように推移していきました。

8時間勤務:25万円
7時間勤務:22万円
6時間勤務:19万円

8時間勤務時と仕事内容・担当案件変わらないのに給料だけ下がる。
基本給が変化するけど、住民税や社会保険料はすぐに変わらないので手取りが急激に減りました。
もやもやした感情を抱いたのを覚えてます。

男性の時短勤務で評価は下がり、昇給も昇格も遅れる

能力主義・成果主義の会社なら当てはまらないと思いますが、前職は違いました。
評価は下がりました。
理由は皆より短い時間しか働いていないからでした・・・

仕事を工夫して効率的に行い、雑談もせず全集中してるのに、給料だけでなく評価も下がるってどういうこと??

2時間の時短勤務では単純に仕事が終わらない・・

8時間→7時間はまだ何とかなりました。
8時間→6時間は無理でした。ごめんなさい。
2時間の時短で仕事量変わらないのは効率とかで何とかできるレベルではなかったです。

ここで初めて上司に相談しました。
「給料は高卒新入社員並なのに、仕事量多すぎです。減らしてください!」

パパラッパー

上司には「ハハハ。そうだよね(笑)」で流されました。

ここまで読んでもらって「時短勤務やめようかな」と思いますよね。
でも私は全く後悔してません
その理由を以下に記します。

男性が時短勤務にして感じたメリット

短時間勤務のメリット

①子どもとの時間が増える
②妻の負担が減る
③妻の働き方の選択肢が広がる
④メンタルが強くなる
⑤「何が無駄で何が大切か」が分かる
⑥会社や上司の本音が分かる

時短勤務に変更したことで、家族のための使える時間が増えました。
子どもはより懐くし、妻の負担は減りました。

妻も時短勤務だったのですが、私も時短勤務にすることで、保育園のお迎えに間に合うようになり、妻も時短勤務ながら残業OKという形を取ることができました。

何よりメンタルが鍛えられます(笑)
会社に誰よりも遅く来て、誰よりも早く帰るわけです。
最初の頃は私も周りの目を気にしてました。

しかし、数か月後に衝撃の事実が発覚しました!!
隣の課の人(居室は同じ)が私が時短勤務になったことを知らなかったのです。

この一件で、私は「他人って案外自分のこと見てないな」と思うようになりました。

本当に周りからどう見られているかを気にするのは無駄ですね。
大切なのは自分がどうしたいかです。

時短勤務に対する上司や会社の本音が分かる

私は社内初の男性時短勤務者だったのですが、普段は気づけない会社の本音やレベルが明らかになりました。

能力主義と言いながら、「結果ではなく、働いた時間で評価する」と本音が出てしまった上司。
「時短勤務に変更したい」と相談したら、「男性は取れません」と回答してきた人事担当者の知識レベル。
就業規則に書いてあるのに、それを軽んじている(知らない)風土。

今まで見えてこなかった本音や会社のレベルが次々と明らかになりました。
この会社では自分の思う人生は送れないな・・・
私はそのように考え、転職や退職を強く意識するようになりました。

男性も働き方を自由に変えれる時代に

昨今の風潮として、男性の育児参画が年々増加しています。
これを背景に男性側の働き方も変わってきています。

会社側もそういう人材が社内で増えてくると、評価体系などを見直さなければなりません。
何故なら、現行の制度では時短勤務者は不遇過ぎて、退職や転職が頻発するでしょう。

時短勤務だけではないですが、社員に幅広い選択肢を提供し、社員が気兼ねなく選択できる会社に人材が集まることでしょう。

男性の時短勤務によるメリット・デメリットのまとめです。

短時間勤務のメリット

①子どもとの時間が増える
②妻の負担が減る
③妻の働き方の選択肢が広がる
④メンタルが強くなる
⑤「何が無駄で何が大切か」が分かる
⑥会社や上司の本音が分かる

短時間勤務のデメリット

①仕事量変化なし
②給料はかなり下がる
③評価も下がる(上司・会社による)
④仕事終わらん(6時間勤務の場合)

正直、現状では会社員としての立場ではデメリットが多すぎて、不遇過ぎると感じました。
それを上回るメリットが私には存在しました。
貴方の場合はどうでしょうか?

男性も女性も多様な選択肢から働き方を選べるようになればと思ってしまいます。

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