主夫日記

セミリタイアやFIREを目指す人が陥る罠

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ある調査で500人に「FIREしたいか?」と質問したところ、80%以上が「そう思う」と回答したようです。

まあ実現可能性はともかく「FIREしたいか?」と聞かれたら「したいです!」と答えるのが一般的とも思いますけどね。。

巷では「FIREブームは終焉」という感じですが、個人的には「自由に生きたい」と考える人は更に増えていると感じています。

本記事ではそのような「セミリタイアやFIREしたい」、「もっと自由に生きたい」と考えている人が陥りやすい罠についての記事となります。

セミリタイアやFIREする過程で見失うもの

これは個人的な体験に基づいています。
子どもがいる家庭とそうでない家庭では大きく異なります。

私もかつてはアーリーリタイアやFIREに憧れていました

多くの人と同様に40代でのリタイアを目指していました。

そのため乳幼児を育てながら、夫婦共にほぼフルタイム勤務で働いていました。

この生活で欠けていたのは時間の余裕です。


自分の時間と言うものが全くありませんでした。

完全な自由時間というの基本的にはありませんでした。

完全な自由ではなくとも、土日の子どものお昼寝中、会社の昼休みしか時間はありません。
(息子の夜泣きがひどく、夜は睡眠時間確保のため早めに寝ていた)

このように全く自由時間の無い育児と仕事に追われる生活を数年間過ごしていると、あることに気付きました。

「一人の自由時間に何をしたら良いか?が分からない」
「趣味や人間関係も何もない」

このような状態で「セミリタイアやFIRE」を達成しても、何をしたら良いのでしょうか?

急に自由時間が溢れても、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の状態になると思います。

こういう人はセミリタイアやFIRE前後で何も変わらないのです・・・

特に昨今は男性でも家事育児を求められ、多くの父親が熱心に家事育児を頑張っています。

趣味や自分時間を削る人も多く、育児と仕事に追われて幸福感を感じない人も多いのではないでしょうか?

この趣味や自分時間がない生活を継続した結果、育児が落ち着いた人生の後半にどのような影響を及ぼすか考えてみて欲しいと思っています。

育児休業や早期セミリタイアで仕事の時間を減らす

かと言って、育児の時間を減らすことは出来ません
それならば仕事の時間を減らすしかありませんよね・・・

そこで私は長期育児休業を取得したり、今は私が退職して、夫婦で仕事と家事育児を役割分担しています。

妻の場合は仕事時間が多いので、できるだけ家事時間を無くして、自分の時間や育児時間(子どもと遊ぶ時間)を捻出してもらっています。

このように「いかに仕事時間を減らすか?」、「自分時間を作るか?」を考えてきました。

私達は資産形成・資産運用しながら、配当金を収入の補填として、仕事をセーブする

そして生涯現役も見据えて、やりがい・興味・得意な分野での長期的なキャリア構築を考えています。

私はメーカーの研究開発職からFPや社労士などの分野で新規キャリアを模索中です。

そして増えた育児時間で子ども達から幸福感と学びを得ています。


この選択をするために資産形成してきたのだ!とさえ思いました。

意外に経済的自立しなくても、自由な生き方は出来るのかもしれません。
セミリタイアして増々そう考えるようになりました。

「自由というゴール」は遠い未来ではなく、あなたの近くに転がっていて、それに気づいていないだけなのかもしれません・・・

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