以前に岸田首相の発言でTwitter(現X)の育児垢が賑わっていました。
「育休中は育児をするものだ」
「育休は休みだと思っているのか?」
「育児で手一杯なのに、そんな暇ない!」
そんな意見が圧倒的多数派を占めておりました。
私は「育休中は法律に触れない限り、何をしても良い派」です。
そして私は育休中に資格取得や学び直しをした人間でもあります。
個人的には産休中や育休中の資格取得や学び直し・転職活動はアリだと考えています。
(あくまでもペア育休を前提にしています。)
産休中・育休中の資格取得や学び直しには賛成
個人的に男性の産休中・育休中において大事だと思っていることは2つです。
①パートナーの産後ケア
②育休後も子どもと関われるようにする準備
産休や育休中の資格取得や学び直しは両方に好影響を与えると考えています。
パートナー(妻)の産後ケアや負担軽減
言うまでもなく、大事な事です。
そのためのパパの産休・育休(特にパパの産休はそういう目的)です。
しかし、資格取得や学び直しが裏目的の産休・育児休業でも普通の人は仕事時間より長く勉強したりしないでしょうから、その分家事育児をやるでしょう。
そうなればパートナーの負担軽減には繋がるはずです。
産休・育休の最初の目的はどうであれ、結果としてパートナーの負担が軽減するケースの方が圧倒的に多いはずです。
それは喜ばしい出来事ではないでしょうか?
さらに産休・育休中で仕事や人生の価値観が変わる男性は多いです。
最初の動機(資格取得や学び直し・転職活動等)とは違う結果をもたらす場合もあるでしょう。
男性育休の取得者が増えれば、女性の産後うつ・育児ノイローゼの割合も減少すると思います。
男性でも育児ノイローゼ・鬱になる時代です。
お金に少し余裕があるなら、個人的にはペア育休をお勧めします。
育休後もパパが育児に関われる仕組みづくり
「育休期間中だけ良い父親でした」
「育休期間は子どもとの時間が取れたけど、復帰後は全然取れない・・・」
これは多くのパパが直面する問題です。。
育休期間中に資格取得や学び直し、転職やスキルアップして異動したり、働き方を変えることは可能です。
育休期間中はその準備期間にすることもできます。
結果的にパパの家事育児時間が増えれば、ママの負担は軽減されることになるでしょう。
夫婦がより良い人生になるための準備期間と捉えれば、産休中や育休中の資格取得や学び直しは非常に良い機会だと思います。
産休中・育休中だけでなく、その後もずっと育児は続きます。
育休後も育児をするために、産休中や育休中に学び直しや資格取得が必要になるケースもあると思います。
各家庭の問題であり、選択肢は多い方が良い
産休中や育休中の学び直しや資格取得に反対する人は上記のようなより幸福になれる可能性のある人を完全に排除しています。
育休中は育児するものであり、その他のことはしてはいけない。
選択する自由は各個人にあります。
「取るだけ育休」は制度ではなく夫婦間の問題です。
たしかに学び直しや資格取得が目的である育休を取得し、全く家事育児しない男性もいるでしょうが、その夫婦(主に男性)の未来は明るくないと思います。
それは育休取得に関係ない気がします。
育休取得に関係なく、未来は同じになると思います。
そんな少数派のダメ夫のケースに縛られて、より幸せになれる可能性のある人の産休・育休について他人が口出しするのはどうでしょうか?
個人が取れる選択肢は少しでも多い方が良いと思いませんか?
産休中・育休中の資格取得・学び直しは少子化対策になる?
産休中や育休中の学び直しや資格取得が推奨されれば、男性育休の取得率や取得期間は増えるはずです。
そうなればパートナーの負担軽減に繋がります。
そして父親が育児に熱心なほど、第2子を決断する夫婦が多いですから、少子化対策にもなると思います。
入り口の動機はどうであれ、男性産休や育休を取得する人が少しでも増えれば、それで助かる女性も増え、子どもが増える可能性も高まると考えています。
そして育休復帰後の離職や転職のケースも増えるでしょう。
(その準備期間狙いで育休取得する人が増えるため)
そうなれば企業は人材確保のために従業員の待遇を良くする必要があります。
結果的に賃上げや待遇改善につながるケースも出てきて欲しいですね。