セミリタイアの方法

なぜ30代での早期セミリタイアを選択したのか?

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私が投資を始め、セミリタイアやアーリーリタイアを意識した頃の目標は「45歳で1億円貯める」でした。

「40代で1億円を貯める」が最初の目標

投資を始めた2年後くらいにアーリーリタイアやセミリタイアの概念を知り、目標にしていました。

株式は7000~8000万円で配当利回り3~4%で考えていました。
そうなれば配当金は200万円以上あります。

夫婦共働きを継続しつつ入金し、金融資産を増やすことだけを考えていました。

そして第2子誕生後に10か月の育休を夫婦で取得し、擬似セミリタイア体験をしました。

この体験で私は「40代で1億円貯めてアーリーリタイア」から「30代前半でのセミリタイア」に考えをシフトしたのです。

なぜ30代前半で早期セミリタイアしたのか?

わが家は幸運なことに妻の実家が近くにあり、育児・家事でもサポートを受けられる体制でした。

実際に共働き時は保育園の送迎や体調不良時のお世話やなどもしてもらっていました。

それでも育児方針で揉めることもしばしばありましたし、長男の夜泣き問題や第2子妊娠時の長期の悪阻など夫婦共働き生活はかなりしんどかったです。

「お金はある、選択肢も増えた、なのに何も生活は改善されない」
「選択肢だけ増えても、生活はまるで豊かになっていかない」
「発生確率の低い未来の不幸を避けるために、今を犠牲にしていないか?」

こんなことが頭を悩ませていました。
私は「45歳で1億円」、「経済的自立」を絶対の目標に置き過ぎていたのかなと思います。

アーリーリタイアを目標にした理由は何だったのか?
愛する人達、家族を幸せにすることです。

45歳で1億円貯めないと、経済的自立を達成しないと家族は不幸になるのか?
そんなことはありませんよね・・・

私はただ安心したかったのです。
1億円貯めれば、どんなことが起きても大丈夫だ!」と確信したかっただけなのです。

裏を返せば、「未来を恐れている」、「不幸になることを恐れている」状態でした。

しかし本当に不幸な状態と何なのか?
「家族と一緒に暮らせない」、「家族が笑顔で生活できない」などが浮かびました。

お金はある、会社にも恵まれている、実家のサポートもある、子ども達もすくすくと育っている。。。

こんな恵まれた環境なのに、なぜこんなに苦しいのか?
もう少し楽をしてもよいのでないか?

45歳まで駆け抜けて、その後ゆっくりするよりも、今からゆっくりしたり、たまに頑張ったりするのをずっと続けるのも悪くないのではないか?

そんなことを考えるようになりました。

だからこそ私達夫婦は早期セミリタイアを実行することに決めたのです。
経済的自立を捨てて、ゆっくりしながら家族の時間や笑顔を大切にすることに決めたのです。

あの決断から2年半が経ちます。
癇癪持ちだった息子はすっかり優しいお兄ちゃんになりました。
娘はお兄ちゃんとパパ大好きの元気な女の子になりました。
妻は仕事の人間関係に悩みながらも、諦めずに頑張っています。

この早期セミリタイアが成功したかは分かりません。
将来後悔する事になるかもしれません。

ただ早期セミリタイアで増えた家族との時間・笑顔は大切にしたい。
今はそう考えています。

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