2021年7月に退職し、一度パートとして働きましたが、現在は個人事業主をしています。
セミリタイアしてから、2年半が経過しました。
感覚的には「まだ2年半しか経ってないのか・・・」という感じです。
このセミリタイアしてからの2年半を振り返りたいと思います。
長期育児休業明けに退職し、30代セミリタイア主夫となる
私は2020年から2021年にかけて合計10か月の育児休業を取得していました。
育児休業が終了に近づき、「理想の育児の継続と新しい職種にチャレンジ」などの悩んでいたことを妻に相談すると、退職することを応援してくれました。
そして育児休業明けて、2か月で退職しました。
これは決して良い形の退職ではないと認識していますし、今後の後輩のためにも悪い前例を作ってしまったなとは思います。
それでも自分の目標と家族の笑顔のためには優先順位をはっきりつける必要がありました。
こうして33歳セミリタイア主夫が誕生しました。
社会保険労務士の資格試験に2年越しで合格
新しい職種にチャレンジするために退職した訳ですが、その職種とは社会保険労務士(社労士)とファイナンシャルプランナー(FP)です。
社会保険労務士は合格率が5~8%の難しい国家試験です。
2021年は不合格でしたが、2022年の試験で合格を掴み取りました。
ファイナンシャルプランナーは在職中に2級FP技能士は取得していました。
私がこの2つの職種を目指した理由は「子育て世帯がもっと楽に生活する」助けをしたいと考えたからです。
私自身は育児しながらの夫婦共働きで大変疲弊した経験があります。
それを助けてくれたのは「資産運用などのお金の知識」と「育児休業・時短勤務」などです。
私自身の知識と経験を活かして、これらの分野で目の前の子育て世帯を救うことが出来れば良いなと考えています。
本人の努力不足ではなく、知識不足で損をすることは多いです。
その知識不足を補える存在でありたいと考えています。
セミリタイア主夫がもたらした妻の変化
私が退職した翌月から妻は5年ぶりにフルタイム勤務となりました。
「未就学児を持つ女性社員でフルタイム勤務なのは妻だけ」という圧倒的有利な立場にいます。
しかし妻のモチベは時間経過とともに低下の一途です。
これまではフルタイム勤務者と比べて、数十分の時短でも「時短勤務者」という一括りで見られることに嫌気が差したり、葛藤を抱えていたのですが、フルタイム勤務に戻しても新たな葛藤や嫌気が発生したようです。
これは個人的には非常にポジティブに捉えています。
やはり退職する時には「やりきった!思い残すことはない!」と考えて欲しいですからね。
この新たな葛藤はそのゴールに向かっている感じがします。
また仕事の日程調整や有給休暇の使い方も変化しました。
妻は子どもの体調不良で仕事を休む必要はありません。
その辺りは共働き時代に比べて精神的負担はかなり減ったようです。
また二人で昼休みにランチをしたり、有給休暇を利用してデートしたりすることも格段に増えました。
結果的に夫婦仲はとても良好になりました。(元々かなり良好ですが・・・)
交際17年目・結婚9年目ですが、毎日のようにイチャイチャしてますからね笑
セミリタイア主夫がもたらした子どもへの変化
正直に言えば、セミリタイアした影響なのか、子ども自身の成長なのかは分かりません。
ただセミリタイアして良かったと思えることは何度もあります。
・子どもの体調だけ見て、保育園への登園を決定できる
・平日に気軽に子ども達と外出できる
・保育園の時間を短くして、朝夕に余裕を持って子ども達が遊べるようになった
これらは地味かもしれませんが、個人的には非常に大きなメリットだと感じています。
子ども達が「毎日楽しい!」、「今日も沢山遊んだ!」、「パパ大好き・パパありがとう」と言ったことを口にしてくれるのは大変に幸福です。
セミリタイアから2年半で後悔はあるか?
全くありません。
このような時間をくれた妻や子ども達には感謝しかありません。
時折不安になることは確かにありますが、それでも「何とかなるだろう」とどこか楽観的にも捉えています。
経済的自立は捨てていますから、個人事業が上手くいかなければ、正社員に戻ることもあると思いますが、もう少しこの時間を楽しんでいたいと思います。
30代セミリタイア者の収入事情
社会保険労務士やFPの資格を活かして開業しましたが、事業所得はほとんどありません。
現在で月3万円程度でしょうか。
それでも配当収入が月10万円、昨年から始めた短期投資で月10万円程度稼いでいますので、月に23万円の収入があります。これに妻の収入もありますから、生活には全く困っておりません。
この秋から社労士の業務委託で週1~2の仕事で月13万円程度の収入が見込んでいます。
それまでに他の事業所得を月に7万円程度にしておけば、合計20万円の事業所得になります。
これに配当収入を足せば月に30万円となり、短期投資の利益や妻の収入が無くても生活できそうです。
その気になれば配当金を増やすこともできるので、資産を切り売りする必要はないかなと考えていますが、どうなるでしょうか。