主夫日記

資産形成における最悪のシナリオ

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2022年はインフレ、冬の電気代高騰が話題になっていました。
2023年もインフレは進むと思いますが、給料は相変わらず増えにくいと予想しています。

何なら増税と言う話も出てきています。
そして今後は不景気が始まるという予測も多いです。

さてこのような状況で今後の資産運用における最悪のシナリオを考えてみました。

セミリタイアやサイドFIREを目指して入金をするが・・・

自由な生活・組織に縛られない働き方をしたいと考える人が増え、セミリタイアやサイドFIREを目指す人も増えている。

インデックスファンドに毎月10万円投資するも、2022年は株価は下落し、為替は変動し、資産はあまり増えなかった。
投資成績はわずかな含み益で推移しているが、たまに含み損になるような状態。

生活費は徐々に上がっていくのに、給料は増えない。
むしろ増税で手取りは減少傾向に陥る。

現金が少ない時に株価下落に遭う

インフレで生活費は徐々に圧迫され、毎月の積立額が厳しくなってくる。

そこで貯金や生活防衛資金に少しづつ手を出して、毎月の積立投資額をキープする。

インフレ時に現金を持っていても無駄なだけだ。現金は紙くずになるかもしれない。

そのような状態の中、不景気のあおりを受けて株価は下落していく。

含み損は初めて-10%を超えて、取り返したい気持ちが強くなってくる。

10%超の下落で「買い増しチャンス」と鼻息を荒くして、余剰資金のほとんどを使い切る

その後、本格的な株価下落が始まり、下落幅は30%を超える

何も出来ない状態で精神を維持できるのか?

含み損はかつてないほど大きくなるが、買い増しする現金もなく、会社からの給料やボーナスも減額され、毎月の積立投資分も厳しくなる。

株価は下落しており、買い増しチャンスだが、何もできない。
そして含み損が日に日に大きくなっていく。
しかし、下落の底はまだ見えない・・・

そんな中時SNSでこんなつぶやきを見つける。
「持株を全て売りました。-50%になったら再度インします。」

そんなつぶやきを見てあなたはこう考える。

持ち株を売れば、含み損は無くなる。
そしてもっと安くなった時に再度株を買えば、損失を取り返せる

持ち株を売ったところが底で、株価は一気に上昇する

意を決して持ち株を売却したが、その後の株価はV字回復してしまった。
気づいたら元値まで数か月で戻している。

あれだけ二番底を警戒していたのに、結局来なかった。
二番底を警戒しすぎて、株をあまり買えなかった。

結局、投資資産は4割減り、含み益率は高いが、金額的にはさほど多くない株が何個残っただけである。

自分には株の才能はない。
これからは大人しくインデックス投資しておこう。
インデックス投資こそが投資の最適解であり、凡人投資家の最強の武器である。
長期投資前提で、再度やり直すぞ!

そう決意して「今回の下落はとても勉強になりました」とSNSでつぶやく。

最悪のシナリオを考えてそれだけは避ける

この話は2020年のコロナショックを元に、昨今のインフレや不景気予測も踏まえて考えてみました。

この話で一番悪かったことは何だと思いますか?

・貯金を削ってまで毎月の積立投資額をキープしたこと?

・インフレ時に余剰資金を少なくしたこと?

・最初の10%超の下落で余剰資金を使い切ったこと?

・暴落時に持株を売却したこと?

・二番底を警戒し、株を買い戻さなかったこと?

その時々では合理的な考え・判断をしているように見えても、大局で考えると実に非合理的な行動に繋がることもあります。

個人的には目先の問題に対してのみ合理的・楽観的に考えたことが一番悪いことだと思います。

心の余裕を保つことが一番大事なことです。
そして市場に居続け、ルールを守ること。
儲けるのはそれからですよ。

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