日本FP協会の調査によると、今後投資してみたい対象に関する調査結果が興味深かったので、ご紹介します。
投資経験2~3年の層は他の層と比較して仮想通貨への関心が高く、投資経験1~3年の層は他の層と比較して不動産への関心も高いようです。
また投資経験5年以上だと仮想通貨や不動産への関心は全体平均よりも低下していますが、REITへの関心が強くなるそうです。
この調査結果が投資行動に影響する「早くお金持ちになりたい」という欲を如実に表している気がしてなりません。
投資歴数年だと仮想通貨で一儲け、不動産で安定収入を得たいという気持ちが一番強くなるかもしれません。気持ちはよく分かります。
しかし5年以上の経験があると、価格変動が激しい仮想通貨や流動性の低い不動産ではなく、アセットアロケーション(資産配分)でリスクを下げるためや分散投資の一環でREITに目をつけるのは至極当然な気もします。
ペーパーアセットは本当に管理が楽ですからね。
それでも暴落を知らない投資に慣れてきた投資経験1~3年の人たちの投資行動のきっかけが「早くお金持ちになりたい」ではないことを祈っていますが、多分そうだと思う・・・
「ペーパーアセットだけでは物足りない」、「ほかの投資にも興味が出てきて」も良くはないと思います。
投資はあくまでも何かを達成するための手段やツールですからね。
投資自体が目的になっては良くないと思います。
かという私も実物不動産も考えたことあります。投資歴1~3年くらいの時です。
今は投資歴5年以上ですが、感想は「手を出さなくて本当に良かった」です。