わが家は妻が正社員でフルタイム勤務、私は個人事業主で開業はしていますが、ほぼ専業主夫のような時期もありました。
元々は夫婦2人とも正社員共働きでしたが、第二子育休明けに私が退職し、主夫となっています。
・夫婦共働き:65%
・専業主婦:34%
・専業主夫:0.7%
平成29年の調査
100人に1人いないレベルの元30代専業主夫がここにいます(笑)
わが家は「共働き正社員の夫が妻より先にセミリタイアして主夫になる」戦略を合理的と考え・決断しました。
本記事ではその合理的な理由と考え方を紹介・解説します。
女性の方が年収が上がりやすい?
妻の仕事へのモチベーションは私よりはるかに高かったこともありますが、私は今後女性の方が圧倒的に出世しやすいと考えています。
男性が仕事するよりも女性の方がライバルが少なく、会社や国から出世する(管理職になる)ことを後押しされているからです。
女性管理職の割合は少ない=出世しやすい
現在、課長以上の管理職で女性が占める割合は13%程度です。
つまり全国の課長職の内、女性は13%で男性が87%ということです。
経営評価の面で”女性管理職の割合”を気にしてる経営層も多いです。
現代の経営において、SDGの観点からもジェンダーレスの取り組みは必須ですからね。
管理職の女性比率30%以上は目標にもされています。
だから私は今後男性よりも女性の方が出世しやすいと考えています。
フルタイムで働く女性が少ない=出世競争のライバルが少ない
さらに女性が出世に有利なデータがあります。
夫婦共働き家庭の割合は65%でしたが、フルタイム共働きは25%程度です。
そして専業主婦世帯は34%、専業主夫世帯は1%未満です。
フルタイム=正社員、専業主婦世帯の男性は全て正社員と仮定すると・・・
女性の正社員は25%程度の割合に対して、男性正社員の割合は60%以上となります。
実際には共働き世帯の男性の多くは正社員でしょうから、30~39歳男性の80%以上は正社員だと考えられます。
それに対して30~39歳女性の正社員は25%しかいません。
男性と比較しても圧倒的にライバルが少ないのです。
国も企業も女性活躍・女性管理職を求めてる
女性管理職を増やしたい国と企業の思惑があり、さらに女性の方が出世競争のライバル数が圧倒的に少ないことから考えても、女性の方が男性よりも圧倒的に出世しやすいと考えています。
さらに女性正社員でも出世を望む人は少ないです。
理由は子育てのメインを担ってる人も多いからです。
わが家の場合、妻は私というほぼ専業主夫の夫がいます。
子どもが熱を出しても休む必要はなく、保育園からの連絡が来ても帰る必要はありません。
多くの男性正社員と同じように働ける女性正社員なのです。
これだけで他の多くの女性社員との差別化が図れます。
わが家の場合は共働き時代から妻の会社の方が企業規模が大きく、年収も高かったです。
そして上記のように女性である妻の方が出世しやすい=昇給額が大きい=家計の効率的な収入アップという戦略を実行しています。
男性の私が頑張るよりも妻が稼ぐに集中した方が家計の収入は良いのです。
男性が育児をするメリット
私は2人の子どもが4歳と1歳の頃から主夫をしていますが、育児において女性より男性の方が適している場面が沢山あると感じています。
一般的に男性の方が筋力があるので、長時間の抱っこが可能ですし、子どもの危険な行動に対して素早く対処できます(足が速いのですぐに駆け付けることができる)
細かいことは苦手ですが、それでも4歳と1歳よりは上手に出来るので、全く問題ありません。
子ども達は6歳と3歳になりますが、今では「パパと遊びたい」と言ってくれます。
完全に遊ぶ担当がパパで、甘える担当はママとなっていますね。
常に男性の私が傍に居るので不審者や変質者に襲われる可能性も少ないです。
男性が育児することであまりデメリットを感じたことはありません。
収入ダウンには配当金や個人事業で補う
わが家の年間配当金は扶養内パート並レベルであり、個人事業で月数万円稼ぐこともできます。
それらのお金でつみたてNISAやiDeCoなどが出来れば素晴らしい資産になると思います。
男性が主夫になって給与収入が無くなっても、女性の給与収入とは別に資産所得や個人事業の収入があれば少しは補えるのではないでしょうか?
個人的にフリーランスや自営で開業してた方が保育園にも預けられるので、お勧めです。
専業主夫をキャリアに活かす
私は主夫になって2年以上経ちますが、育児の合間に勉強して社会保険労務士の試験に合格しました。
育児が落ち着いたらまた働くつもりですので、それに向けた準備は怠りません。
そして育児をメインで行うことにより、コミュニケーション能力、スケジュール管理、意志力、マネジメント能力の向上を感じています。
幼児相手に上手いことできるなら、大人など容易いものですよ(笑)
それに専業主夫は1%未満の圧倒的少数なんですよ!
しかも私は時短勤務とか長期育休とかも取得してますから、限りなく他に類を見ないタイプなんです。
だからこれまでの経歴を武器に変えることは可能だと思ってます。
仕事もそれなりにできる自信ありますしね。
上記のように、主夫はとても合理的な選択だと思いますが、あなたはどう思いますか?