私は昨秋から社会保険労務士兼FPとして個人事業を本格的に開始しています。
まあ本格的と言っても、これまで通り子ども優先なので、徐々に動き出していくといった方が正しいですが。
昨年の社労士試験合格から約1年が経過しますが、今回の開業に向けて一般的な起業・開業とは違う性質があると感じています。
一般的な起業・開業との違いは「生活が懸かっていないこと」
結論から言えば、「生活が懸かっていない起業・開業」のため「モチベーションが低かったり、事業準備を後回しにしやすい」ということです。
わが家は妻が未だフルタイム勤務で働いており、30代女性では珍しく年収700万円以上あります。
妻の収入と配当金で生活できますから、急いで私が稼ぐ必要がないのです。
それに伴い、セミリタイア後の事業準備に遅延が発生していました。
稼ぐ必要のない起業開業でモチベーションが低い?
稼ぐ必要のない開業であることは数年前から分かっていたことです。
それでも妻がいつか会社を辞めたいという時のために私が稼ぐ必要があると考えていました。
しかし成功しないと・稼がないと家族が路頭に迷うといことは起こり得ない開業でもあります。
こういう切羽詰まってない状態の開業と言うことで、ついつい家の掃除やその他の雑事に気を紛らわせてしまう現状があります。
本当にやりたいことだったのかという葛藤
事業準備が遅れていたり、目の前のやるべきことから逃げている実感があると、「本当にやりたいことだったのか?」と疑問に思う時があります。
「自分は一体何をやっているんだろう?」
時間の経過が早く、子ども達と遊ぶのと妻を愛でることで精一杯です。
(これらは人生で一番大切なことなので、しっかりとしています)
セミリタイアやサイドFIRE後にやりたいと思っていたことをできないというのはセミリタイアあるあるだと思います。
その原因は「自分の限界を知りたくないから」です。
未来に先送りしているのです。
セミリタイア・サイドFIRE後の起業・開業の良いところ
・起業・開業に生活が懸かっていない。
・事業の成功・失敗が金銭的にあまり影響しない。
このような状態で開業のモチベーションが上がる人の方が少ないのかもしれません。
自分はやはり自堕落的な性格だなと感じます。
でも嫌なことはしなくて良いんですよね。
稼げなくても良いから、自分が好きな分野や興味のある分野からとりあえず少しずつ行動してみようかと考えるようになりました。
お金の不安がないので、モチベーションはあまり高くありませんが、日々大切なものを大切にしつつ、少しずつ人生をより豊かに出来ればと考えています。