家計簿・資産運用

投資で失敗を避けるための考え方

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以前に株式市場から退場しないための考え方をまとめた記事を書きました。

本記事では毎日の株価の動きや悲観的ニュースに惑わされないようにする考え方を、再びモーガン・ハウセル著「サイコロジーオブマネー」から紹介していきたいと思います。

長期投資家は違うゲーム(短期投資)をしている人から学んではいけない

至極当然の話だと思いますが、あなたは出来ていますか?

短期投資は長期投資とは全くの別物です。
短期投資においてファンダメンタルズなどはさほど重要ではなく、「複利の力」を得ようとする長期投資とは思考が大きく異なります。

私達は毎日の株価に一喜一憂することも多いですが、市場参加者の大半は機関投資家であり、彼らは短期で結果を求められているコトを忘れてはいけません。

機関投資家が株式市場の大半を占める訳ですから、毎日の株価も機関投資家によって左右されています。

毎日の株価は短期投資家の動きに影響されているものであり、違うゲームをしている人(=短期投資家)の動きなので、それらに惑わされないことが大事なのです。

個人的には仮想通貨やレバナス、一部の個別株なども短期投資家のゲームだと考えています。

株式市場における悲観主義の誘惑に負けてはいけない

前提として経済的なニュースに限らず、悲劇的なニュースは多くの人の関心を集めやすいです。

1日に数千便の飛行機が無事に目的地に到着していますが、私達はその事実を全く気にせず、滅多に起こらない悲劇的な墜落事故に関心を寄せるのが良い例だと思います。

株式市場においても楽観的なニュースは信用されません。
・1年で10倍になる株
・今後はこの国(地域)の時代がくる
・株価は今後数年上がり続ける

これらの話を「どんなに頭の良い人」がしても、あなたは信用しますか?
きっと多くの人は信用しないですよね。

しかし悲観的なニュースだとどうでしょうか?

・あの会社は不祥事で倒産するかもしれない
・米国1強時代は終わり
・日本経済は今後も低迷する
・来年にはリセッションして、暴落が起きる

このような悲劇的なニュースを「頭が悪い人」や素顔を知らない「SNSインフルエンサー」が発信していたとしても、あなたの投資先に関係する事であれば、「気になって仕方がない」という状態になりやすいです。

これを悲観主義の誘惑というそうです。

進歩はゆっくり、悲劇は一瞬にして広まります。

長期投資家であれば楽観的に考え、ゆっくり過ぎて目に見えない進歩が目に見えるようになるまで待つことが可能です。

そうすることで株式投資の最大の利益である「複利の力」が手に入るのです。

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