投資を始める前は「投資=ギャンブル」と考えていました。
お金の勉強をしていく内に株式投資の期待リターンはプラスで、競馬やパチンコ、宝くじなどは期待リターンがマイナスだと知りました。
そして”投資は期待リターンがプラスだから、みんなお金持ちになれる!”
と夢を抱いて投資をスタートしました。
そのように考えている人は割と多いです。
しかし投資を始めて落胆するのは資産が増えるスピードの遅さです。
まるで童話の「ウサギとカメ」のカメ並のスピードです。
しかも時には逆走して、平気でスタートラインよりも後ろに下がったりします。
それに耐えられず、投資を止めてしまう場合もあります。
運よくウサギ並のスタートダッシュをかましても良いことはありません。
特別な自分はもっと儲けられると勘違いしてしまう場合もありますからね。
そしてギャンブル的な投資=投機の道に進む人もいます。
セミリタイアやアーリーリタイアするなら投資を当てにしない
そもそも株式市場がどうなるかは全く分かりません。
未来は誰にも分からないのです。
あくまでも投資の優位性は20年(できるなら30年)以上の長期投資前提です。
だから数年~15年後にセミリタイアやFIREしたいのであれば、相場に左右されない方法を考えるのが賢明です。
その方法とは”圧倒的な入金力で押し切る”または”支出最適化で生活レベルを抑える”の2パターンしかないと個人的には思います。
要は貯金だけでも達成できるような稼ぐ力と生活レベルを抑える思考が必要なのです。

株式市場にセミリタイアやアーリーリタイアの主導権を委ねるのはギャンブルと同じ
「毎月20万円を想定利回り7%で15年運用すれば・・・」
このような方法でセミリタイアやFIREに淡い期待を抱くのはギャンブルと何ら変わりありません。
自分が直接コントロールできないことだからです。
それよりも「年収1000万円で年間生活費を300万円に抑えれば、10年で7千万円貯まる」
こちらの方がはるかに現実的であり、自分のコントロールできる部分が多いです。
要は自分が直接コントロールできる部分だけでセミリタイアやFIRE達成を計画した方がその成功率は高いのですが、多くの人は自分が直接コントロールできない部分(株式市場)にセミリタイアやFIRE達成を委ねてしまっています。
そもそも人は自分が直接コントロールできる領域のみを考えるべきであり、それ以外のことを考えても仕方がありません。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
セミリタイアに必要なのは決断力だと思いますが、すぐにお金持ちになれないからといって、ギャンブルのような投資に手を出してはいけません。
短期的セミリタイアであれば、資産は少なくとも可能です。
早い段階で一度セミリタイアするのもお勧めです。