1ドル=150円まで進んだ円安も1年と経たずに130円を切りそうです。
2022年初めが110円くらいだったので、昨年の急激な円安はビックリでしたが、ここ最近の円高・株安で資産も順調に減っています(笑)
私は長期的には円安になると想定していましたが、昨年のような150円まで一気に円安が進むとは考えていませんでした。
ただ米国のインフレと金利はまだまだ不透明ですから、油断は禁物ですね。
本記事では昨年からの円安相場を振り返りと、今後の対応も合わせてご紹介します。
配当収入がドル建てで配当金爆増
私は投資資金の9割が米国株式・海外ETFです。
そのため配当金・分配金もドル建てで支払われます。
2022年初めの予想年間配当金は約110万円でしたが、円安効果で一時180万円となっていました。
高配当銘柄を購入したのもあるので、全てが円安効果といきませんが、それでも年間配当金が最高で70万円アップしたのです。
配当利回り4%で考えると1750万円の追加資金が必要な額です。
これが円安効果だけで実現するのですから恐ろしい相場でしたね・・・
現在は毎月分配型のETF(JEPIやQYLD等)は全て売却し、BND(米国総合債券)を多めに保有している状態ですので、年間予想配当金は120万円程度に落ち着いています。
外国株式がメイン資産で為替の影響が大きい
わが家の資産の80%が株式や投資信託であり、そのほとんどが米国株式や全世界株式です。
つまりドル建て資産が総資産の8割を占めている状態です。
そのため2022年初めから4月ころまでに米国市場が15~30%近く下落していますが、総資産は年初来でプラスでした。
相場下落の影響よりも円安効果が勝っている状況でした。
私はおそらく102円~110円のレンジで2000万円以上をドル転していますので、為替差益で大きくプラスとなり、総資産は減少していませんでした。
これも長期的に円安となる可能性を考えていたので、資産のほとんどをドルにしていました。これが功を奏した形となりました。このタイミングは全くの偶然ですが・・・
しかし現在の円高・株安では資産減少のスピードが速いのも事実です。
まあ総資産がいくら変動しようが、保有株式が増配(または減配しない)してくれたら良いので、あまり気にしていません。
倹約に努め、投資元本を積み上げてきた
最後は投資とは関係ありませんが、最も大事な事だと考えています。
投資を始めると同時に家計管理を本格的に開始しています。
そのおかげもあり、DINKS時代の支出と子どもが2人生まれてからの支出はほぼ変わりません。
また私が退職してからはさらに支出を減らすことができております。
世間では円安と原油高の影響でこの日本でも値上げラッシュが続ていており、インフレが起こっています。
しかし、元々支出を絞ってきたので、値上げが支出に与える影響が小さいので、あまり心配していません。
今後の対応とまとめ
私は普段から円高・円安になっても耐えられるように考えてきました。
給料は円建てでもらいますから、その他の収入はドル建てと考えており、ドル建ての収入を持つために米国株式や海外ETFに投資を行い、配当金・分配金、資産の大半がドル建てとなった状態でこの円安相場を迎えました。
2022年は配当金の上昇と株安効果を相殺してくれました。
まあ配当金はドルで貰ってドルで再投資するので実際は増えてないんですけどね・・・
このまま円安が続き、配当金を生活費に使う時(円に換金する時)がくれば、恩恵を受けることができます。
ただ円高・円安になろうとやることは変わりません。
インデックスファンドをつみたてNISAとiDeCoで毎月購入し、高配当株をコツコツと購入していく。
私ができることはそれくらいです。