昨年の円安相場はまだまだ継続中のようです。
再び1ドル=140円を超えてきました・・・

私は長期的には円安になると想定していましたが、昨年のような150円まで一気に円安が進むとは考えていませんでした。
本記事では昨年からの円安相場と株高の相場における考え方や今後の投資行動について紹介します。
円安効果で配当金と資産増の恩恵を受ける
私は投資資金の8割以上が米国株式・海外ETFなので、配当金や分配金もドル建てで支払われます。
2022年初めの予想年間配当金が円安効果で30%以上増えました。
総資産も株安の影響をほとんど受けずに資産は横ばいが続いています。
円安に加えて、最近の株価上昇で総資産はぼちぼち増えてきました。
ただし私の保有銘柄である高配当株やタバコ株はあまり良い調子ではありませんが・・・
円安・円高・インフレの全てに対応する
個人的には今回の円安・株高に限らず、円高・インフレ・株安にも対応できるように準備しているつもりです。
結論を先に書いておきます。
①資産の大半をドル建てで保有
→円安対策
②フルインベストしない(投資用現金は円保有)
→円高対策
③ドル建ての分配金・配当金を増やす
→株安・円安対策
④資産の多くを海外株式で保有
→円安・インフレ対策
まず平時から資産の大半をドル建て(投資信託、個別株、ETF)で保有しています。
現状は収入の大半は円に依存しているので、円の価値が下がった時は収入が減少しても、資産は増加すると考えています。
またフルインベストせずに買い増し用の資金を円で用意しておくことで、円高や株価下落に対応することを考えていました。
そしてドル建ての分配金や配当金を増やすことで、収入を円に依存する構図から脱却し、為替の影響に対応しやすい資産運用ができるようにと考えています。
株式を多く保有しているので、株価下落時にはダメージが大きいのですが、生活に支障はないので、複利の力を最大限受けられるようにしています。
円安で円建ての配当利回りが急上昇
私は102円~110円のレンジで2000万円以上をドル転しています。
これも長期的に円安となる可能性を考えていたので、資産のほとんどをドルにしていましたが、昨年からの円安で”円建ての配当利回り”が急上昇しています。
例えば私の保有するタバコ株であるアルトリアグループの5月29日時点での配当利回りは約8.4%ですが、為替を考慮に入れると取得額に対する配当利回りは約10.7%となります。
アルトリアグループ(MO)
株価:44.6$(2023/5/29時点)
1株配当:3.76$
配当利回り:8.4%
1$=110円で300万円を円転し全額MOを購入
→保有株数:611株
配当(3.76$/株)を円換算
1$=140円:526.4円×611株=約32万円
32万円÷300万円=約10.7%
同じ株価でも円安効果で配当利回りが2%アップしています。
円転しなければ意味がありませんが、円転して国内高配当株の資金にするのも良いかと考えています。
円安・株高でも積立投資は継続するべし
何度も言っていますが、基本的には何があっても積立投資は継続すべきです。
(投資にお金を回せないなどの資金不足を除く)
「円安だから」、「株価が高いから」などの理由で積立投資をストップするのは良くないですね。
将来的に見たら、今の1$=140円台は「円高」水準かもしれません。
株価が長期で見れば右肩上がりの前提なので、この「円高」・株安のチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。
未来は誰にも分からないのです。
短期のトレンドに惑わされることなく、淡々と積立投資を継続していきましょう。