私は育った環境もあり、夫婦フルタイム共働きが一般家庭だと考えていました。
そのため結婚後、子どもが生まれた後も共働き正社員の継続を選択していました。
そして40代でのアーリーリタイアのための入金力維持という意味でも夫婦正社員共働きの継続には必死でした。
そんな私がセミリタイアして、わが家は妻の1馬力状態となりました。
本記事ではフルタイム共働きがデフォルト思考だった私が早期セミリタイア時に考えたことを記事にしています。
必ずしも夫婦共働きにこだわる必要が無いと私は考えています。
夫婦共働きが有利な理由
①収入の複数化
②教育費など将来の出費に対応しやすい
③昇給や出世が必要ではない(世帯収入が多いため)
夫婦共働きのメリットとしては非常に多いと思います。
片方が高収入ではなくても、補うことができますし、税金的にもお得です。
さらに夫婦共に正社員かつフルタイムまたはそれに近い労働時間であれば、基本的には少しづつ昇給していき、子どもの教育費などの将来の出費に対応しやすいと考えています。
しかしメリットが大きいのは金銭的な部分だけだとも感じています。
夫婦での長期育休で感じた共働きのデメリット
私は生後8週から保育園に通い、両親もフルタイム勤務のため保育園も朝早くから夕方まで預けられていました。
そのため保育園時代の家での記憶が全くありません。(保育園での記憶はあります)
これは同じ境遇で育った兄も同様のようです。
そしていつしか「親の意向を意識的にくみ取り行動する」ようになりました。
両親は比較的自由に選択権を与えてくれましたが、それでも親の意向をくみ取ることは多かったです。
理由は「良い子でいることで、親に愛されたかったから」でしょう。
私は子育てにおいて、この「親の意向をくみ取って、行動する」を排除したいと考えています。
子ども達自身が自由に考え・選択・行動することを望んでいます。
しかし共働きではこのような子育ては出来ませんでした。
この子育てには時間の余裕が必要です。
出社や就業時間が決まっている会社員では対応できないことが非常に多かったです。
これでは子どもに無条件の愛情を示せる訳もなく、悩みや葛藤が続いていました。
そんな時に取得したのが夫婦での長期育児休業です。
この生活で私達は時間を手に入れ、理想の育児を実践できる環境・生活を手に入れたのです。
男性育休で感じた子育ての豊かさと本質
10か月の育児休業で理想の子育てに触れ、この生活を維持したい!
維持するにはどうすればよいか?を考えていました。
そしてセミリタイアを決断した訳です。
子どもと関わることで多くの学びを得て、自分が成長できると感じました。
だから「子どもの傍にいてあげたい」ではなく、「子どもの傍にいさせて欲しい」と考えました。
そのために努力は欠かしていませんし、将来的なキャリアも考えております。
この数年間だけの貴重の時間は人生を豊かにしてくれると確信しています。
これを知ったらもう後戻りはできない。
そういう点では子育てとアドラー心理学は似たところがありますね・・・
私はアドラー心理学と7つの習慣に影響を受けて、現在の子育て観や価値観となっています。
30代でセミリタイアしても社会復帰できる?
私は現在進行形で社会復帰に挑戦中です。
主夫として約3年間子どもとの時間を大切にしてきました。
そして30代後半に突入し生涯現役を見据えたキャリア構築に励んでいます。
さらにこの3年間を家計的に支えてくれた妻がセミリタイアする予定となっています。
夫婦交代セミリタイアの出番ですね。
このブログでも「30代という比較的若い年代で数年間の短期的セミリタイアを夫婦で繰り返す」ことで比較的簡単にセミリタイアを経験できると書いてきました。
ついに妻もセミリタイアということで、私もある程度稼ぐ必要があります。
それでも年収300万円くらい稼げれば生活には困らないと思うので、ハードルはだいぶ下がっています。