今は夫婦共働きでないと経済的に厳しい現実があり、専業主ふ家庭よりも共働き家庭の方が多いです。
この逆転現象は20年前から起こっていますが、フルタイム共働きの割合は20年前とほぼ変化していません。
2000年→2019年
①夫婦共働き家庭の割合:48%→66%
②フルタイム共働きの割合:25%→25%
フルタイム勤務=週35時間以上就業
これは雇用や経済情勢が厳しくなった、教育費用の増大、経済状態の悪化による老後不安、女性の社会進出が原因と言わています。
個人的には男性の長期育休や時短勤務も今後は取得者が増えていくと考えています。
夫婦共働きのメリット・デメリット
〇共働きのメリット
・片方が失業等しても収入がゼロにならない
・仮に2人とも厚生年金被保険者であれば、老後の年金がより豊かになる
・生活に余裕が出やすい
・家族以外のコミュニティを形成しやすい
〇共働きのデメリット
・離婚率が上がる
(女性の収入が上がると同時に離婚率も上昇率するというデータがあり)
・お互いに忙しくて自由時間が取りにくい
・家族時間が減りやすい
こう見るとメリットはお金関係が多く、デメリットは家族関係や時間に関するものが多いです。
つまり労働に時間を割いて、お金をたくさん貰うというのが夫婦共働きの本質かもしれません。
教育費を聖域にしてはいけない
教育費を無制限にしてはいけません。
子どもは可愛く、可能性に満ちあふれています。
親心として、良い体験、良い教育を与えたいと考えるのは当然のことです。
今は学歴や認知能力よりも非認知能力を伸ばす必要があると考えられています。
しかし最近の子どもは部活に習い事や塾で本当に忙しく、時間がありません。
スキマ時間にもスマホでSNSやゲームをしています。
今の子どもは認知能力やスキルを伸ばすことに多くの時間を割き、非認知能力を伸ばすための時間がさらに削られている気がします。
親も小さい時から多額な教育費→塾や大学費用はさらに高騰→子どもに奨学金という借金が残る+親は満足に貯蓄できないという悪循環も生まれています。
未来を予測し先回りしても意味がない
「子育てに正解はない」とよく言われますが、子どもが求めているものと親が与えたいものは違うという認識が大事だと考えています。
現在流行している教育は10年後、20年後に陳腐化している可能性も考慮するべきでしょう。
流行りの習い事(プログラミング等)は特にそうですね。
技術の進歩やシステムの変化は今後凄まじいスピードで発展していくでしょう。
大事なのは、その時に困らないように未来を予測して、子どもにレールを敷いてあげることではありません。
子どもに自ら考え、学び、失敗を重ね、トライ&エラーを繰り返し出来るように日常生活で訓練させてあげることだと思うのです。
何度も言いますが、未来は誰にもわかりません。
大事なのは未来を当てることではありません。
未来がどうなっても対応できるようにしておくことだと思います。
非認知能力を伸ばす方法とは?
教育費をかけるならば非認知能力を伸ばすことにお金をかけたいと考えています。
非認知能力を伸ばす方法として旅行やサマースクール、課外活動、ボーイスカウトなどがあります。
実は非認知能力を伸ばすにはそれほどお金必要ないのです。
親元から出すというのもひとつの選択肢です。
いつもと違う環境に子どもを置くことで、子どもは成長します。
わが家ではとりあえず子ども自身が選択する機会を多くしています。
複数の選択肢からどれを選ぶのか?の判断は子どもがします。
あとは約束や家庭内のルールを守る練習もしています。
約束を守る・守らないの選択も子どもに委ねていますが・・
将来的には子ども達が自らの意思で考え・選択出来るようになって貰えるとありがたいです。
子どもの人生を親は肩代わりできませんからね。
教育費の高騰を抑えるために
個人的な考え方として教育費に関しては、小さい時にあまりお金をかけずに、非認知能力を伸ばすことに注力します。
子どもが自ら考え、やりたいことができたときに金銭的援助してあげる。
そして将来的に親が子どもに金銭面で迷惑をかけないように貯蓄していくという考え方です。
何より優先するのは家族の幸せです。
そのためにはしっかりとお金の計画をたてる必要があります。
子どもは可愛くても、家族の一員です。子どもにも家族の幸せのために我慢してもらうことも必要ですね。