セミリタイアの方法

30代子持ちセミリタイアまでの過程①~セミリタイアを目指したキッカケ~

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私がセミリタイアを目指したのは、ある悩みを持つが故、「心穏やか」に暮らすことが夢だったからです。
しかしその夢は漠然としており、社会人になった時は定年まで働くつもりでした。

しかし「投資」に出会い、その夢の達成方法を知ったことにより、「心穏やかに暮らす」という目標を達成することができました。

言うなれば、目的地が「心穏やかに暮らす」で、投資はそこに辿り着くナビという感じです。

本記事ではセミリタイアを目指すまでの経緯とキッカケ、どんな状態からセミリタイアを目指したのかをご紹介します。

吃音という悩み~心穏やかに暮らすためには・・・

いきなり質問なのですが、あなたは「吃音」という言葉ご存じでしょうか?

吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。単に「滑らかに話せない(非流暢:ひりゅうちょう)」と言ってもいろいろな症状がありますが,吃音に特徴的な非流暢には、以下の3つがあります。

・音の繰り返し(連発)「か、か、からす」
・引き伸ばし(伸発)「かーーらす」
・言葉が出せずに間が空いてしまう(難発、ブロック)「・・・からす」

上記のような、発話の流暢性(滑らかさ・リズミカルな流れ)を乱す話し方を吃音と定義しています。

国立障害者リハビリテーションセンターのHPより引用

私はこの吃音というものに小学生のころから悩んでいます。
はっきりと記憶にあるのは小学校3年生の国語の本読みでどもったのが最初の記憶です。
クラスのみんなから笑われ恥ずかしい思いをしたと思います(自分の感情は覚えていない・・・)

この吃音が私の人生の悩みの大半を占めました。

吃音での悩み

〇学生時代
授業での発言で言葉が出てこない、自己紹介で自分の名前が言えない。

〇社会人時代
電話で言葉が出てこない、名刺交換で自分の名前が言えない、プレゼンで言葉が出てこない

周りの人が「当たり前」にできている、「言葉を発する」ということが自分の思い通りにできないこと。
それに伴い、周囲からの目を気にしすぎる。常に「どもらないか?」を心配して生活している。

私は学生時代~社会人時代に最も嫌だったことは「自己紹介」と「名刺交換」です。
さらにこの吃音の症状はいつやってくるかは分かりません
調子が良い時はすらすらと言葉が出てきますが、悪いと全然ダメで会話になりません。

「名前は?」「出身はどこ?」と言った簡単な質問にも十秒以上沈黙することがあります。
自己紹介で自分の名前が言えず、沈黙が続く。

こうしたことがいつ起こるかわからない。
絶えず不安を抱えながら、周囲から吃音とバレないかどうかを心配しながら生活している学生時代でした。

社会人となっても名刺交換で一喜一憂。「今日はちゃんと言えた」、「今日はダメだった」とか打ち合わせ内容そっちのけで名刺交換のことで頭が一杯でした。

固有名詞以外は言葉の言い換えができるので、ある特定の言葉が出なくても、別の言葉や形容詞を付け加えて話すことで、どもりを回避できることがあります。

日常会話なら言い換えは無限のようにできるので、吃音者の多くがそういうテクニックを使用して、吃音とバレない様に生活しています。

私が吃音のことを打ち明けたのは人生で3人だけです。
①大学の研究室の教授
(プレゼンが上手でないから練習しろと言われたときにカミングアウト)

②1社目の直属の上司
(今後の仕事で気になることや言いたいことは?と聞かれて思い切ってカミングアウト)

③妻(当時は彼女でもなく友達の段階で大学生の時にカミングアウト)

このように吃音で悩み、それをほとんど周囲にカミングアウトせずに周りの目を気にしていた学生時代~社会人時代初期でした。

いつからか人生に疲れ、「晴れた日に縁側で日光浴しながら生活したい」と心穏やかな生活(隠居生活)に憧れるようになりました。

吃音の僕、投資に出会う

結婚時の転職活動もしんどかったですね。
就活時のどもり(自分の名前や大学名が言えない、「ありがとうございました」が言えないなど)で金輪際就活したくないと考えていたのに、まさか3年後に再び挑むことになるとは・・・
結局1社目で採用が決まったので、あまりどもることなく転職活動は終了しました。

そして現在の妻と結婚し、ライフプランシミュレーションを実施。
新築マイホームに子ども3人、県外一人暮らしで大学院まで奨学金なしだと・・・全然足りん・・・
夫婦共働きで定年まで働いても足りん・・・
「これは何とかせねば・・・」

この「何とかせねば」と考えて、取った行動が「投資」でした。
それまでは投資なんてギャンブル、借金してしまう怖いものと考えていましたからね。

こうして投資本や投資ブログを読み漁り、知識を蓄えていった私は投資をビビりながらスタートさせました。

まさに人生の分岐点。この決断が私の「心穏やか暮らす」夢の達成を加速させてくれました。

セミリタイアやアーリーリタイアを目指す

投資を勉強し始めて、セミリタイアやアーリーリタイアという言葉を知りました。
(当時(2016年頃)はFIRE(経済的自立+早期退職)なんて言葉はまだありませんでした)

この早期退職に私が心惹かれた理由はまさに「心穏やかな生活」を実現できると考えたからです。
吃音で悩み、社会人生活がストレスフルだった訳ですから、そこから離れることができるアーリーリタイアは最高だ!と考えるのは当然ですよね。

とりあえず、私の預金から毎月10万円程度の積み立て投資をスタートしました。

そこから投資にのめり込み、投資額の増額、節約、幾多の投資方針の変更をしていきます。

それについては次の記事でご紹介します。

セミリタイアの過程シリーズはこちらからどうぞ!

セミリタイアまでの過程②~私の投資遍歴~

セミリタイアまでの過程③~セミリタイアまでの資産推移~

セミリタイアまでの過程④~育休でセミリタイア予行演習~

セミリタイアまでの過程⑤~セミリタイア後の生活~

セミリタイアまでの過程番外編~セミリタイアまでの働き方と年収~

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